#2【モデルの親友】
転校生が転校して来てもう一週間近く経った。
毎日同然のように沢山の女子が転校生の席の近くに囲っている。
もちろん教室のドアには別のクラスの女子達がいたりする。
はぁ…

隣に座ってる私にとって最悪にも過ぎない。
昼休み。

光。
何?


話があるんだけどちょっといい?
うん。

未来瑠はそう言って私を人の目がつかない所まで連れてきた。
未来瑠話って何?


光。
未来瑠は真剣そうな顔をして私を見てきた。
私はゴクリと唾を飲んだ。
な、何?


これ…
未来瑠は一枚の手紙を私に見せてきた。
これって…


そう。

ラブレター。
またファンからの?


違う。
じゃあ誰から?


私が渡すの。
世界から音が消えたように一瞬何一つ音が聞こえなかった。
えっ?

未来瑠はただその真剣な目で私を見ていた。
ねぇ…正気?

自分が言ってる事分かってるの?

私はただ驚く事しか出来なかった。

うん。
なんだって未来瑠はモデルだから。
……
あれは2年前…
当時私と未来瑠は中三であり、受験生でもあった。
そんなある日、未来瑠はある人にモデルのスカウトをされた。

ねぇ君。

私?

そう君。

モデルに興味あったりする?
突然の訪れ、突然の出来事。
未来瑠の運命を変えるきっかけ。
未来瑠は可愛かったしスタイルも良かったからすぐにモデル界の有名人になりネットや雑誌では注目を浴びる存在になっていた。
もちろん学校では沢山の男子達に告られていた。
でも未来瑠はモデルになる代わりにある事を言わされていた。

恋愛禁止?!

そう。

モデルになる代わり恋愛は禁止する。

なんで?!

モデル界は恋愛禁止条例があるんだよ。

それに未来瑠ちゃんは未成年なんだかもし恋愛してたとこをスクープされたらモデル界にいられなくなるんだよ。

理不尽過ぎる…

モデルを辞めたくないなら恋愛はしない方だね。

そんな…
だから未来瑠はモデルである代わりに恋愛は一切禁止されていた。
でもそんな未来瑠が今日ラブレターを好きな人に渡すなんて…
もしバレたらモデルでいられなくなるんだよ?


分かってるよ。

でも、もう決めた。
いつ見てもあの真剣な目付き。
変わることの無い情熱さ。
分かった。

私はいつでも未来瑠の味方だから、安心してやりたい事やってね。


うん!
何があっても私は絶対未来瑠の傍にいる。私はそう決めた。
モデルでも普通の子でも…
ちなみに誰にそのラブレター送るか聞いていいかな?


えっとね…
未来瑠が口にした人物は私が目を大きくするほどの人物だった。