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No.1

恋愛論理(日文小说)

#1【幕開け】

時は過ぎ高二の春。

見上げるといつの間にか無数の桜の花びらたちが街のあちこちに散らばっていた。

藤崎光綺麗…

手を差し伸べると一枚の桜の花びらが手元に落ちてきた。

いつの間にか笑っていた顔に未来瑠が覗いてきた。

星宮未来瑠何桜みて笑ってんの?

藤崎光笑ってない。

思ってる事と全く違うことを言う癖が多い日々。

それも人生のストーリーの一欠片である事。

顔を上げあの大きな空を見上げて優しく笑った。

そして高二の幕は今開き始めたばかりだと心に強く残った。

……

校門に着いた頃、校門前が少しざわめいていた。

藤崎光『何あれ…』

疑問を抱えてると隣の未来瑠が口を開いた。

星宮未来瑠うっわぁー

星宮未来瑠やっぱりいた。

藤崎光

星宮未来瑠学園中どこからの情報かは知らないけど今日清園学園からイケメンの転校生が来るって噂でバタバタしてるんだよね。

藤崎光清園学園?

星宮未来瑠知らないの?

星宮未来瑠隣町にあるめちゃくちゃ大金持ちが通う学園だよ。

藤崎光何その漫画によくある学園。

星宮未来瑠んで、噂で清園学園のトップスター玄道和真って人がウチらの学校に来るんだって。

藤崎光何その漫画的パターン。

星宮未来瑠まぁそんな感じでウチらの学校に転校生来るんだって。

藤崎光ふーん。

星宮未来瑠興味無さそー

藤崎光興味湧くわけないじゃん。

そう、素人に興味湧くわけないと自分では思っていた。

会うまでは…

……

教室。

星宮未来瑠光ー

星宮未来瑠転校生どうだと思う?

藤崎光またその話?

星宮未来瑠だって気になるじゃん。

藤崎光全く。

星宮未来瑠えー

会話にならない未来瑠との会話。

茶番毎なんだけどね。

「キーンコーンカーンコーン」

毎日耳に鳴り響く朝自習のチャイム。

この時教室のドアがガラガラと開いた。

桜田先生みんな着いたかな?

担任の桜田恵子先生だ。

桜田先生じゃあ出席を取ります。

出席、見れば分かると言うのに一人一人名前を呼んで確認する面倒臭い行為。

藤崎光『はぁ…退屈。』

桜田先生…きさん…崎さん…

桜田先生藤崎光さん。

藤崎光あ、はい。

桜田先生どうしたの?具合でも悪い?

藤崎光いえ…

桜田先生そう?じゃあ呼んだらちゃんと返事してね。

藤崎光はい…

桜田先生倉田君…

……

まぁこーゆー時もある時だってある。

桜田先生えっーと全員いるね。

桜田先生じゃあ転校生の紹介ね。

桜田先生がこの言葉を告げるとクラス中ザワザワと騒ぎ始めた。

桜田先生入って来て。

教室のドアがガラガラと開いた。

もちろんクラス全員の視線が一斉にドアの方に向かった。

星宮未来瑠まさか…

未来瑠がボソッと言葉を零した。

ドアから入ってきたのはある青年。

整われた五官と白い肌、あまり筋肉が無いようなスタイルと細長い足。

まるで誰も信用しない目付きと漫画から出てきたような王子様なオーラ。

正しく二次元王子と言ってもいいだろう。

桜田先生じゃあ自己紹介お願い出来るかな?

彼は大きく息を吸った。

玄道和真清園学園から来ました。玄道和真です。

その声は天使に喉をキスされたような優しい声。

聞いて耳が癒されるような感覚だった。

クラスの女子全員はそんな反応だった。

男子も意外と大人しく彼の外見に見とれていたのか手も足も出ない状況だった。

そんな中私は平然としていてクラスメイト達の反応についていけてなかった。

桜田先生じゃあ玄道君は空いてる席に座ってください。

玄道和真はい。

コトンコトンとクラスに彼の足音が鳴り響いていた。

そして彼は私の隣の席に座っていた。

藤崎光『あ、隣の席空いてたんだ。』

彼と目が会い私は閉ざしていた口を開いた。

藤崎光初めまして、藤崎光です。よろしくね。

優しく笑い、いい第一印象を彼に向けた。

玄道和真よろしく。

そう、これが私達の物語の幕開けだったのだ。

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