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第一百二十九段

名段摘录:徒然草与方丈记(中日双语)

原文……また、いときなき子を賺し、威し、言ひ恥かしめて、興ずる事あり。おとなしき人は、まことならねば、事にもあらず思へど、幼き心には、身に沁みて、恐ろしく、恥はづかしく、あさましき思ひ、まことに切なるべし。これを悩まして興ずる事、慈悲の心にあらず。おとなしき人の、喜び、怒り、哀しび、楽しぶも、皆虚妄なれども、誰か実有の相に著せざる。 身をやぶるよりも、心を傷ましむるは、人を害ふ事なほ甚だし。……

现代语译……しかし、子供に嘘をつき、いたぶり、からかって気晴らしをする人がいる。相手が大人なら冗談で済むが、子供心にはトラウマになり、怖さと恥ずかしさで壊れそうになってしまう。いたい気な子供をいたぶって喜ぶのは、真っ当な大人のすることではない。喜怒哀楽はドーナツの穴のように実態がないが、大人になっても心に迷いがあるではないか。 身体を傷つけるよりも、心を傷つける方がダメージが大きい。……

中译……有人为了自己的开心,喜欢欺骗、恫吓、戏虐儿童。这些行为,成人自己不当回事,但是在孩子们幼小的心里,会有恐惧、羞耻、受伤的感觉,对他们的成长非常不利。通过戏虐孩童寻开心,是没有慈悲之心的表现。成人们的喜怒哀乐都是心中的虚妄,但是人却把它当作实实在在的东西来在意。比起伤害身体来,伤害心灵的后果更严重。……

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