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(方丈记)流水泡沫

名段摘录:徒然草与方丈记(中日双语)

现代语译河の流れは常に絶える事がなく、しかも流れ行く河の水は移り変って絶間がない。奔流に現われる飛沫は一瞬も止る事がなく、現れるや直すぐに消えてしまって又新しく現れるのである。世の中の人々の運命や、人々の住家の移り変りの激しい事等は丁度河の流れにも譬えられ、又奔流に現われては消えさる飛沫の様に極めてはかないものである。

原文行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。世の中にある人とすみかと、またかくの如し。

中译浩浩河水,奔流不绝,但所流已非原先之水。河面淤塞处泛浮泡沫,此消彼起、骤现骤灭,从未久滞长存。世上之人与居所,皆如是。

原文知らず、生れ死ぬる人、いづかたより來りて、いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、誰が爲に心を惱まし、何によりてか目をよろこばしむる。そのあるじとすみかと、無常をあらそひ去るさま、いはゞ朝顏の露にことならず。或は露おちて花のこれり。のこるといへども朝日に枯れぬ。或は花はしぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、ゆふべを待つことなし。

中译不知生者死者,由何方来,又向何方去?亦不知暂栖此世,为谁烦恼,为谁喜悦?居者及宅邸无常之情形,便如牵牛花上之露。或露坠花存,花虽存,但一遇朝阳,立时枯萎;或花谢而露未消,虽然未消,终捱不过日暮。

现代语译知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来りて、いづかたへか去る。又知らず、かりのやどり、誰が為に心を悩まし、何によりてか目をよろこばしむる。そのあるじとすみかと、無常をあらそひ去るさま、いはば朝顏の露にことならず。或は露おちて花のこれり。のこるといへども朝日に枯れぬ。或は花はしぼみて、露なほ消えず。消えずといへども、ゆふべを待つことなし。

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