话本小说网 > 短篇小说 > 名段摘录:徒然草与方丈记(中日双语)
本书标签: 短篇  书籍摘录  摘录   

第一百六十八段

名段摘录:徒然草与方丈记(中日双语)

原文大方は、知りたりとも、すゞろに言ひ散らすは、さばかりの才にはあらぬにやと聞え、おのづから誤りもありぬべし。「さだかにも辨へ知らず」など言ひたるは、なほ、まことに、道の主とも覚えぬべし。まして、知らぬ事、したり顔に、おとなしく、もどきぬべくもあらぬ人の言ひ聞かするを、「さもあらず」と思ひながら聞きゐたる、いとわびし。

现代语译おおよそ、詳しく知る事でも、ベラベラと言い散らせば小者にしか見えず、時には間違えることもあるだろう。「詳しくは知らないのです」とか何とか謙虚に言っておけば本物らしく、その道のオーソリティにも思われるはずだ。ところが、何も知らないくせに、得意顔で出鱈目を話す人もいる。老人が言うことだけに誰も反撃できず、聞く人が、「嘘をつけ」と思いながらも耐えているのには、恐怖すら覚える。

中译一般来说,喜欢夸耀自己某方面造诣的人,往往都没有什么实际才能;而说自己不太精通的人,反而大都是行家里手。另外,自己不太懂,却一副内行的样子指手画脚的人,别人即使觉得不太对,但碍于他年长不好直接反驳,真是让人无奈。

上一章 第一百六十七段 名段摘录:徒然草与方丈记(中日双语)最新章节 下一章 第一百七十段